13回忌を家族だけで行いたいと思っても、「親族を呼ばないのは失礼ではないか」「お寺に家族だけと伝えてよいのか」「お布施はいくら包めばよいのか」と迷う方は多いです。
法要は、やり方そのものよりも、親族やお寺との関係で気を使うところがあります。家族だけで静かに行いたいだけなのに、「これで失礼にならないかな」と手が止まるんですよね。
13回忌を家族だけでお寺で行うことは、一般的には問題ありません。ただし、菩提寺がある場合は、自己判断だけで進めず、「家族だけで行いたい」と事前に相談しておくと安心です。
お寺に渡すものは、基本的に御布施、必要に応じて御車代・御膳料、お供え物です。お布施の目安は1万円〜5万円程度ですが、地域やお寺との関係で変わるため、迷う場合は先に聞いてから用意したほうが落ち着いて準備できます。
- 13回忌を家族だけでお寺で行うことは、一般的には可能です
- 菩提寺がある場合は、「家族だけで行いたい」と早めに伝えておくと進めやすいです
- お寺に渡すものは、御布施・必要に応じた御車代や御膳料・お供え物に分けて考えます
- 親族を呼ばない場合でも、これまで法要に参加していた親族には一言伝えると角が立ちにくいです

13回忌を家族だけでお寺で行うことは一般的には問題ない
13回忌を家族だけで行う形は、近年では珍しくありません。親族を広く呼ばず、配偶者や子ども、近しい家族だけで静かに供養するケースもあります。
家族だけで行うこと自体が、すぐ失礼になるわけではありません。ただ、お寺や親族が関わる法要は、家族の気持ちだけで完結しないことがあります。
特に菩提寺がある場合は、読経の有無、法要の場所、お布施の考え方などが寺院や地域によって変わります。だからこそ、「家族だけで13回忌を行いたい」と先に伝えておくことが大切です。
ここを先に伝えておくと、当日の流れや必要な準備も聞きやすくなります。あとから「本当はこうしたほうがよかったのかな」と気になるより、最初に聞いておいたほうが気持ちも軽くなります。
家族だけで静かに行いたい気持ちは、決しておかしなことではありません。ただ、お寺と親族への一言だけは省かないほうが、後々の気まずさを減らせます。
まずお寺に伝えること
お寺へ連絡するときは、「13回忌をお願いします」だけでなく、家族だけで行いたいことも最初に伝えておくと話が早いです。
- 13回忌を家族だけで行いたいこと
- 希望日時で法要が可能か
- 参列予定人数は何人か
- 本堂で行うのか、墓前で行うのか
- 読経をお願いするかどうか
- 会食の予定があるか、ないか
- 御布施・御車代・御膳料は必要か
- 当日、持参するものがあるか
聞き方に迷う場合は、次のように伝えれば大丈夫です。
- 「13回忌を家族だけで行いたいのですが、お願いできますでしょうか」
- 「当日は何を持参すればよろしいでしょうか」
- 「御布施とは別に、御車代や御膳料も用意したほうがよろしいでしょうか」
- 「皆さん、どのように準備されることが多いでしょうか」
「お布施はいくらですか」と直球で聞きにくい場合は、「皆さんどのように準備されていますか」と聞く形でも構いません。法要の相談はお寺でも慣れていることが多いので、分からないまま自分たちだけで抱え込まなくて大丈夫です。
13回忌でお寺に渡すものと費用の目安
13回忌で迷いやすいのが、「お寺に何を渡すのか」「御布施以外にも用意するものがあるのか」という点です。
先に全体を分けると、次のようになります。
| 渡すもの | 用意する場面 | 目安・考え方 |
|---|---|---|
| 御布施 | 読経や法要をお願いする場合 | 1万円〜5万円程度が目安。ただし地域や寺院との関係で変わる |
| 御車代 | 僧侶に自宅や墓地へ来ていただく場合 | 5,000円〜1万円程度が目安になることが多い |
| 御膳料 | 会食を用意しない、または僧侶が会食に参加しない場合 | 5,000円〜1万円程度が目安になることが多い |
| お供え物 | お寺や仏前へ供える場合 | 日持ちする菓子、果物、線香など。お寺の指示があれば従う |
家族だけの13回忌でも、読経をお願いするなら御布施は用意します。御車代や御膳料は状況によって必要になるため、ここはお寺へ先に聞いておくほうが安心です。
お布施の目安は1万円〜5万円程度
13回忌のお布施は、一般的には1万円〜5万円程度がひとつの目安とされます。
ただし、これはあくまで一般的な目安です。同じ13回忌でも、本堂で行うのか、墓前で行うのか、読経のみなのか、会食や墓参りを含むのかで準備が変わることがあります。
ネットの相場だけで決めると、「これで少なすぎないかな」と気になる方もいるはずです。菩提寺とのお付き合いがある場合は、親族に聞くか、お寺に「皆さんどのように準備されていますか」と尋ねるほうが落ち着いて用意できます。
表書きは一般的に「御布施」とし、白無地の封筒や奉書紙などに包んで渡します。
御車代・御膳料が必要な場合
お寺や法要の形によっては、お布施とは別に御車代や御膳料を用意する場合があります。
- 御車代:僧侶に自宅や墓地へ来ていただく場合に包むことがある
- 御膳料:会食を用意しない、または僧侶が会食に参加されない場合に包むことがある
金額の目安としては、どちらも5,000円〜1万円程度で考えられることが多いです。ただし、必要かどうかは地域や寺院の考え方によって異なります。
お寺で法要を行う場合は御車代が不要なこともありますし、会食をしない場合は御膳料の扱いをどうするかで迷うこともあります。ここは決めつけず、事前に聞いておいたほうが当日落ち着いて渡せます。
御布施・御車代・御膳料は別々の封筒に分ける
御布施・御車代・御膳料を用意する場合は、別々の封筒に分けるのが一般的です。
まとめて包むと用意する側は楽ですが、受け取る側から見ると、何に対するお礼なのかが分かりにくくなることがあります。
御布施は読経や法要へのお礼、御車代は移動への配慮、御膳料は会食に関する心づけです。意味が違うため、それぞれ表書きを分けて包むほうが丁寧です。
封筒の表書きや「御布施」「志」の違いで迷う場合は、お寺へのお礼・志に関する作法もあわせて確認すると、当日の準備で迷いにくくなります。
お供え物は日持ちするものを選ぶ
お供え物は、故人を偲ぶ気持ちが伝わるものであれば基本的には問題ありません。一般的には、日持ちするお菓子・果物・線香などの消え物が選ばれやすいです。
故人の好物を選ぶのもよいですが、お寺へ持参する場合は、傷みやすいものや匂いの強いものは避けた方が無難です。
お供え物を持っていくか迷う場合は、日持ちやのし、渡し方まで含めてお寺のお供え物のマナーも見ておくと、直前で慌てにくくなります。

13回忌当日までに準備する持ち物
家族だけの法要でも、当日に必要なものをあらかじめまとめておくと動きやすくなります。
持ち物は、「お寺へ渡すもの」と「家族が使うもの」に分けて考えると準備しやすいです。全部を一つのリストで考えると、御布施と数珠と会食メモが混ざって、前日に「あれ、どこまで用意したっけ」となりやすいんですよね。
お寺へ渡すもの
- 御布施
- 必要に応じて御車代・御膳料
- お供え物
- お寺から持参を求められたもの
御布施・御車代・御膳料は、前日までに封筒へ入れておくと当日慌てません。金額を入れた封筒を何度も開け閉めするのも落ち着かないので、早めに準備しておくと気持ちが楽です。
家族が使うもの
- 数珠
- ハンカチ・ティッシュなど身の回り品
- 必要に応じて経本
- 位牌や遺影、過去帳など
- 会食がある場合の人数確認メモや連絡先メモ
位牌や遺影、過去帳などは、お寺によって必要かどうかが変わります。必ず持っていくものと決めつけず、事前に「当日は位牌や遺影を持参したほうがよいでしょうか」と聞いておくと確実です。
準備で迷ったら、「渡すもの」と「自分たちで使うもの」を分けてメモしてみてください。これだけでも、当日の抜け漏れがかなり減ります。
13回忌当日の流れ
当日の流れをざっくり把握しておくと、家族だけの法要でも落ち着いて動けます。細かな進行はお寺によって異なりますが、一般的には次のような流れです。
- 少し早めにお寺へ到着する
- 住職や寺院の方へ挨拶する
- 必要に応じて御布施を渡す
- 本堂や墓前で読経・焼香を行う
- 法要終了後、挨拶や墓参りを行う
- 会食がある場合は、会食場所へ移動する
お布施を渡すタイミングは、法要前か法要後のいずれかで案内されることが多いです。迷った場合は、到着時に「御布施はいつお渡しすればよろしいでしょうか」と聞けば問題ありません。
家族だけの法要でも、住職への挨拶は短く丁寧にしておくと安心です。難しい言葉を用意する必要はありませんが、「本日はよろしくお願いいたします」「本日はありがとうございました」と伝えられれば十分です。
家族だけの13回忌で迷いやすいこと
13回忌を家族だけで行う場合、お寺に渡すもの以外にも、香典・服装・親族への連絡で迷いやすいです。
ここは「家族だけだから何でも省いていい」と考えるより、あとで気まずくなりそうなところだけ先に押さえておくと安心です。
家族だけなら香典は必要?
家族だけで行う13回忌では、身内同士で香典をやり取りしないことも多いです。ただし、家ごとの考え方や地域の慣習もあるため、絶対に不要とまでは言い切れません。
当日になって「包む人」と「包まない人」が分かれると、少し気まずくなります。家族内で事前に「今回は香典はなしにする」「各家庭で包む」など、ざっくり方針を合わせておくと安心です。
服装は平服でもいい?
13回忌では、喪服でなくても、黒・紺・グレーなど落ち着いた平服で参列することは珍しくありません。ただし、お寺での法要である以上、華美な服装や露出の多い服は避けた方が安心です。
家族だけだからといって、普段着に寄りすぎると場に合わないことがあります。故人やお寺への敬意が伝わる服装を選ぶと、大きく外しにくいです。
13回忌はお坊さんを呼ばなくてもいい?
13回忌を簡素に考えるご家庭もありますが、菩提寺がある場合は自己判断で省略せず、まずお寺へ相談するのが基本です。
家族だけで手を合わせる供養そのものはできます。ただ、読経をお願いするかどうか、どの形がよいかは、お寺との関係によっても変わります。
ここは一律に決めつけるより、「今回は家族だけで供養したいのですが、どのような形がよいでしょうか」と相談したほうが、後々の関係で迷いにくいです。
法要を簡略化したい場合は、13回忌だけでなく、四十九日など他の法要との考え方も分けておくと判断しやすくなります。四十九日法要をしない場合の考え方もあわせて読んでおくと、供養の形を考える参考になります。
親族へ連絡しないと失礼?
家族だけで行う場合でも、親族全員に案内を出す必要があるとは限りません。遠方の親族や、普段から法要に参加していない親族まで必ず呼ばなければならない、というわけではないです。
ただし、これまで法要に参加していた親族がいる場合は、「今回は家族だけで静かに行います」と一言伝えておくほうが角が立ちにくいです。
法要そのものより、あとから知ったときの受け止め方で気まずくなることがあります。家族だけで行うことは悪くありませんが、関係が近い親族には先に伝えておく。ここは、現実的にかなり大事です。
よくある質問
13回忌を家族だけで行うのは失礼ですか?
一般的には、13回忌を家族だけで行うこと自体が失礼になるわけではありません。近しい家族だけで静かに供養する形もあります。
ただし、菩提寺がある場合や、これまで親族を呼んで法要をしていた場合は、お寺や親族へ事前に伝えておくと安心です。
13回忌を家族だけでお寺で行う場合、何を確認すればいいですか?
日時、人数、本堂か墓前か、読経の有無、会食の有無、御布施・御車代・御膳料、持参物を確認します。
最初に「家族だけで行いたい」と伝えておくと、お寺側も当日の流れを案内しやすくなります。
13回忌でお寺に渡すものは何ですか?
基本は御布施です。必要に応じて御車代・御膳料を別に包み、お供え物を用意することもあります。
お寺から指示がある場合は、そちらを優先してください。地域や寺院によって考え方が変わるため、分からない場合は事前に聞いておくのが確実です。
13回忌のお布施はいくらくらいですか?
一般的には、1万円〜5万円程度が目安とされます。
ただし、地域、お寺との関係、法要の内容によって変わるため、迷う場合は親族やお寺に相談してから用意すると安心です。
家族だけの13回忌で香典は必要ですか?
身内だけで行う場合、香典をやり取りしないこともあります。
ただ、家ごとの考え方もあるため、事前に「今回は香典なしにする」など家族内で決めておくと、当日の気まずさを避けやすいです。
13回忌はお坊さんを呼ばずに家族だけで供養してもいいですか?
家族だけで手を合わせる供養もできます。ただし、菩提寺がある場合は、自己判断で省略せず、お寺へ相談したほうが後々の関係で迷いにくいです。
「読経をお願いするのか」「墓前で手を合わせるだけにするのか」など、供養の形は家庭やお寺との関係で変わります。無理に一人で決めなくて大丈夫です。

まとめ
13回忌を家族だけでお寺で行うことは、一般的には可能です。親族を広く呼ばず、近しい家族だけで静かに供養する形もあります。
ただし、菩提寺がある場合は、自己判断だけで進めず「家族だけで行いたい」と先に相談しておくと安心です。お寺や地域によって、読経の有無、御布施、御車代、御膳料、持ち物の考え方が変わることがあります。
お寺に渡すものは、基本的に御布施、必要に応じて御車代・御膳料、お供え物です。持ち物は「お寺へ渡すもの」と「家族が使うもの」に分けて、前日までにまとめておくと当日慌てにくくなります。
また、これまで法要に参加していた親族がいる場合は、「今回は家族だけで静かに行います」と一言伝えておくと角が立ちにくいです。全部を完璧に準備しようとしなくても大丈夫です。まずはお寺に連絡して、日時・人数・必要な持ち物・御布施の考え方を聞く。そこまでできれば、次に何を用意すればよいか見えてきます。
