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49日までお寺に預ける費用の相場は?注意点も解説

49日までお寺に預ける費用の相場

大切な方を亡くされ、49日までお寺に遺骨を預ける際の費用について気になっている方も多いのではないでしょうか。

お骨を預けるには一体いくらかかるのか、料金の相場が知りたいですよね。

また、49日までの期間限定でお寺に預ける方法や、その際の注意点も気になるところです。

そこで今回は、49日までお寺に遺骨を預ける費用について、詳しく解説していきます。

お寺への預骨にかかる一般的な料金相場や、49日までの短期預骨の方法、費用を抑えるコツなどをご紹介。

四十九日法要と一緒に納骨する場合のお布施の目安など、預骨にまつわる様々な疑問にもお答えします。

大切な方のご遺骨を預ける際の参考になれば幸いです。ぜひ最後までご覧ください。

この記事のポイント

  • 預骨の一般的な費用相場は、1年あたり1万円~3万円程度で、3万円~5万円の保証金が必要なことが多い。
  • 49日までの預骨は、菩提寺やお付き合いのあるお寺に相談するのが良く、法要や供養は別料金の場合がある。
  • 49日法要と納骨を同時に行う場合のお布施は、合わせて6万円~10万円程度が相場である。
  • 預骨中は定期的にお参りに行き、管理費の滞納には注意が必要である。

亡くなってから49日までお寺に遺骨を預ける費用について

49日までお寺に預ける費用の相場

四十九日を迎えるにあたり、ご遺骨をどのように扱うべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

お墓の準備が間に合わない場合や、ご家族の意見がまとまらない場合などには、お寺に一時的にご遺骨を預ける「預骨」というサービスを利用するのがおすすめです。

ここでは、49日までの期間、お寺にご遺骨を預ける際の費用についてご説明します。

お寺に遺骨を預ける費用の相場

お寺にご遺骨を預ける際の費用は、お寺によって異なります。

一般的な相場としては、1年あたり1万円~3万円程度が目安となります。中には、月々1,000円や2,000円での契約を行うお寺もあるようです。

多くの場合、預骨を依頼する際には3万円~5万円程度の保証金が必要となります。ただし、この保証金は納骨先が決まってご遺骨を引き取る際に全額返金されるのが一般的です。

預骨サービスは一時的な預かりを名目としていますが、特に期限が決まっているわけではなく、費用を払い続ければ何年でも預かってくれるお寺は少なくありません。

四十九日までお骨を預かってもらう方法

四十九日までお骨を預かってもらうには、まずは菩提寺やお付き合いのあるお寺に相談するのが良いでしょう。

預骨サービスを行っているかどうか確認し、もし行っていない場合は他のお寺を紹介してもらうことをおすすめします。

葬儀社や石材店などが預骨サービスを行っている場合もあります。インターネットで検索すれば、預骨サービスを提供している業者を見つけることができるでしょう。

サービスを提供しているお寺や企業によって、供養の有無や期間などは異なるので、個別に問い合わせをする必要があります。

預骨サービスを利用すると、四十九日までの間にじっくりと家族で話し合う時間が確保できますね。焦らず、最適な方法を選びましょう。

49日まで預ける場合の注意点

預骨サービスを利用する際には、いくつか注意点があります。

まず、お寺によっては依頼があればご遺骨の法要や供養もしてくれますが、それが料金に含まれている場合と別料金になる場合があります。事前にしっかりと確認しておきましょう。

また、預骨期間中にご遺骨を一時的に自宅に持ち帰ることができるお寺もあります。

法要があるときだけ自宅に持ち帰り、普段はお寺に預けておくという方法も可能です。

ご自身のご都合に合わせて、柔軟に対応してくれるお寺を選ぶのが良いでしょう。

49日と納骨を同時に行う際のお布施の書き方

四十九日法要と納骨を同時に行う場合、お布施の表書きは「四十九日法要・納骨」とするのが一般的です。

金額は、四十九日法要のお布施が3万円~5万円、納骨式のお布施が3万円~5万円が相場とされています。

ただし、この金額はあくまでも目安であり、宗派やお寺、地域によって異なります。

事前にご住職や菩提寺に相談し、適切な金額を確認しておくことをおすすめします。

表書きに迷う方も多いですよね。『四十九日法要・納骨』と明記するのが一般的ですが、地域や宗派による違いもあるので、事前に確認しておくと安心です。

49日と納骨を同時に行うお布施の金額相場

前述の通り、四十九日法要と納骨式を同時に行う場合のお布施の相場は、合わせて6万円~10万円程度が目安となります。

ただし、この金額はあくまでも一般的な相場であり、ご家庭の事情やお寺との関係性によって前後します。

また、お寺までの交通費(御車代)や、僧侶の食事代(御膳料)が別途必要になる場合もあります。

これらの費用は、それぞれ5,000円~1万円程度が相場とされていますが、お寺によって異なるため、事前の確認が必要です。

四十九日法要とお寺への納骨にかかる費用の内訳

49日までお寺に預ける費用の相場

四十九日法要とお寺への納骨を行う際には、様々な費用がかかります。ここでは、それぞれの費用の内訳について詳しく見ていきましょう。

お寺での49日法要にかかる一般的な費用

お寺での四十九日法要にかかる一般的な費用は、以下の通りです。

  • 会場費:自宅以外の場所で行う場合にかかる費用。3万円~15万円程度。
  • 会食費:参列者の人数や料理の内容によって異なる。1人あたり3,000円~1万円程度。
  • お布施:3万円~5万円程度が相場。お寺の格式や地域によって異なる。
  • 本位牌:1万円~5万円程度。

これらの費用を合計すると、四十九日法要の一般的な費用は10万円~30万円程度になります。ただし、これはあくまでも目安であり、実際の費用はお寺や地域、参列者の人数などによって大きく異なります。

四十九日法要を家族のみで行う場合の費用

四十九日法要を家族のみで行う場合、費用を抑えることができます。会場費や会食費がかからない分、全体の費用は5万円~10万円程度になるでしょう。

ただし、お布施の金額はお寺の格式や地域によって異なるため、家族のみで行う場合でも、一般的な相場と同程度の金額が必要になる場合があります。事前にご住職や菩提寺に相談し、適切な金額を確認しておくことをおすすめします。

最近では、家族だけの小規模な法要を選ぶ方が増えていますね。無理のない範囲で、心を込めた法要が一番だと思います。

四十九日法要の費用負担について

四十九日法要の費用は、基本的にご遺族が負担するのが一般的です。ただし、親族や故人の友人など、参列者から香典をいただくことがあります。その場合は、いただいた香典を四十九日法要の費用に充てることができます。

また、故人が生前に「葬儀保険」に加入していた場合は、保険金を四十九日法要の費用に充てることができます。葬儀保険は、月々の掛金を支払うことで、将来の葬儀や法要の費用を保障してくれる保険商品です。加入していた場合は、保険会社に連絡を取り、保険金の請求手続きを行いましょう。

浄土真宗での四十九日と納骨を同時に行うお布施の相場

浄土真宗では、他の宗派と比べてお布施の金額が低めに設定されています。四十九日法要と納骨式を同時に行う場合のお布施の相場は、3万円~5万円程度が目安となります。

ただし、これはあくまでも一般的な相場であり、お寺によって異なる場合があります。特に、関西地方のお寺では、他の地域と比べてお布施の金額が高めに設定されていることがあります。事前にご住職や菩提寺に相談し、適切な金額を確認しておくことをおすすめします。

お寺に遺骨を預けっぱなしにする際の注意点

お寺に遺骨を預けっぱなしにする際には、いくつか注意点があります。

まず、定期的にお参りに行くことが大切です。お寺に遺骨を預けたからといって、そのまま放置してしまうのは失礼にあたります。できるだけ頻繁にお参りに行き、ご住職とのコミュニケーションを大切にしましょう。

また、お寺への管理費の支払いを滞納しないようにすることも重要です。管理費の滞納が続くと、お寺から連絡が取れなくなったり、最悪の場合は改葬を求められたりする可能性があります。必ず期日までに管理費を支払うようにしましょう。

お寺に遺骨を預けた場合、管理費の滞納が発生するとどうなるのですか?

管理費を滞納すると、お寺との連絡が滞ったり、最悪の場合は改葬を求められることがあります。遺骨の管理は信頼関係が基本ですので、期日までの支払いを必ず守りましょう。

Q&A:お骨をお寺に預ける費用に関するよくある質問

Q. お寺に遺骨を預ける際の費用は、一時金ですべて支払う必要がありますか?
A. お寺によって異なりますが、多くの場合は一時金ではなく、月々の管理費を支払う形式になります。預骨の際に保証金が必要になる場合もありますが、これは納骨時に返金されるのが一般的です。

Q. 四十九日までの短期間だけ預骨することは可能ですか?
A. 可能です。ただし、短期間の預骨の場合は、別途費用がかかる場合があります。お寺によっては、1ヶ月単位での預骨を受け付けているところもあるので、事前に相談してみると良いでしょう。

Q. 預骨中は、お骨を自宅に持ち帰ることはできますか?
A. お寺によって異なります。法要の際だけお骨を自宅に持ち帰ることができるお寺もあれば、預骨中は一切持ち帰ることができないお寺もあります。事前にお寺に確認しておくことをおすすめします。

Q. 預骨の費用は、納骨先が決まった時点で全額返金されますか?
A. 多くの場合は全額返金されますが、一部の費用は返金されない場合があります。例えば、預骨中の管理費や供養料などは返金されないことが一般的です。納骨先が決まった際は、お寺に返金の条件を確認しておきましょう。

疑問点はお寺に直接問い合わせるのが一番ですが、こうした記事を通じて解決の糸口を見つけていただければ嬉しいです。

まとめ:49日までお寺に遺骨を預ける費用のポイント

49日までお寺に預ける費用の相場

まとめ

  • お寺に遺骨を預ける費用の相場は1年あたり1万円~3万円程度である
  • 預骨を依頼する際は3万円~5万円程度の保証金が必要なことが多い
  • 四十九日までお骨を預かってもらうには菩提寺やお付き合いのあるお寺に相談するのが良い
  • お寺によっては依頼があれば遺骨の法要や供養もしてくれるが別料金になる場合がある
  • 預骨期間中に遺骨を一時的に自宅に持ち帰ることができるお寺もある
  • 49日法要と納骨を同時に行う場合のお布施の相場は合わせて6万円~10万円程度である
  • 49日法要と納骨を同時に行う際は御車代や御膳料が別途必要になる場合がある
  • 四十九日法要を家族のみで行う場合の費用は5万円~10万円程度になる
  • 浄土真宗での49日法要と納骨を同時に行うお布施の相場は3万円~5万円程度である
  • 預骨中は定期的にお参りに行きお寺とのコミュニケーションを大切にすることが重要である
  • お寺への管理費の支払いは滞納しないように注意が必要である

以上が、49日までお寺にご遺骨を預ける際の費用についての解説でした。

ご遺骨を預ける際は、費用面だけでなく、お寺の対応や供養の内容なども総合的に判断することが大切です。

十分に検討し、故人にとって最良の方法を選びましょう。

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